「シドニーでマイホームを購入したい」と仕事を掛け持ちしながら子育てに励む方もいる、現在のオーストラリア。
物件が高いシドニー以外の州へ移住することも考えるケースで、マイホームを購入することは可能なのでしょうか︖
そんな場合でも、マイホームの夢を諦めない方法があるんです。
マイホームとして住みながら賃貸オーナーとなることで、安定した収入が得られる物件形態とは︖
居住+賃貸で運用︕デュアルキーハウス
最近オーストラリアでは、デュアルキーハウスの需要が増しています。
デュアルキーハウス(Dual Key House)とは、その名の通り、独立した2 つのドアと2 つの鍵があり、玄関が別々になっているタイプのハウス(住宅)のこと。
「居住ハウス&賃貸ハウス」として住む場合、二つの接続性を維持しながら自立した生活を可能にし、個人スペースを損なうことなくお互いのニーズを満たすことができます。
「賃貸ハウス&賃貸ハウス」の組み合わせは投資家に適しております。
二つのスペースをすべて賃貸にする場合も、賃貸収入を最適化し、それぞれの選択肢の多様性を提供できます。
このように所有者にとってメリットの多いデュアルキーハウスは、オーストラリアのブリスベンなど大都市の不動産市場でもメジャーになり、2 倍のレント収益も得られる物件として人気が高まっているのです。
図面を見ると、ハウスが両側に2 棟あり、3 ベッドルームハウスが左側に1 棟、2 ベッドルームハウスが右側に1 棟あります。
3 ベッドルームハウスには玄関と、左側に駐車場があります。
これをオーストラリアでは「Single Garage」と呼び、自家用車を駐車して自宅に直接入ることができる構造です。
また、部屋数は3 つでキッチンとリビングが含まれ、バスルームとトイレは2 つずつと洗濯室があります。
「3Bed 2Bath 1Carpark House」になります。
続いて、2 ベッドルームハウスの図面を見ると、玄関と駐車場、シングルガレージがあります。
同様に、駐車して家の中にすぐ入ることができる構造になっています。
部屋数は2 つでキッチンとリビングが含まれ、バスルームとトイレが1 つずつと洗濯室があります。
これは「2Bed 1Bath 1Carpark House」となります。
デュアルキーハウスは、購入者が予算や土地面積に応じて部屋数を増やしたり、2 階建てにしたりと、さまざまなタイプが選べます。
デュアルキーハウスのメリット
タウンハウスやデュプレックスハウスと異なる点は、デュアルキーハウスの場合は二つの住宅の所有権(タイトル)が二つではなく一つであるところ。
例えば、タウンハウスの場合は連続する2 軒の家を購入すると2 軒の所有権(タイトル)を持つことになり、印紙税(スタンプデューティー)も2 軒分払う必要があるため、価格も当然倍額になります。
しかし、デュアルキーハウスは別々の玄関がある2 軒の家でも1 軒の所有権(タイトル)扱いなので、税金などを節約可能です。
物件価格もタウンハウスを別々に購入するより割安と言えるでしょう。
また、デュアルキーハウスを投資用として購入する場合、2 つの賃貸先から家賃が支払われるため安定した収入を得ることも可能になります。
居住用として購入する場合、3 ベッドルームハウスに自分が住み、2 ベッドルームを賃貸として運用することで 家賃収入を得ながら自身の住宅ローンを返済することもできるため、ローン返済の負担が大幅に軽減されます。
弊社のお客様の中で、シドニーにマイホームを購入するため3 つの仕事をしながら子育てをしていた方が、途中で体調を崩して倒れてしまい、しばらくお仕事を休んで体調を整えながら、弊社のセミナーに参加した方がいました。
その際のカウンセリングで「シドニーは家が高いので、体調が回復したらシドニー以外の州に移住することも考えていますが、どう思いますか︖」と相談があり、弊社はブリスベンにあるデュアルキーハウスをお勧めしました。
ブリスベンのデュアルキーハウスを購入して引っ越されたお客様は、3 ベッドルームハウスに住み、2 ベッドルームハウスは賃貸とすることで、賃貸家賃で住宅ローンの返済ができるなら、無理をせず体調が回復するまで育児に専念することもできます。
さらに、後々3 つのカフェを経営しながら、投資用のデュアルキーハウスも購入されたケースもあります。
オーストラリアの20 年後に向けて
このように、デュアルキーハウスは「オーストラリアで今後20年間絶対流行る、人気の家」としてポテンシャルの高い物件です。
以前は、デュアルキーハウスは転売しても市場の需要が限られているという意見もありましたが、コロナ以降は人気が急上昇しました。
これは、オーストラリアで在宅勤務が増え、一軒家は住居として、一軒家はオフィスとして使いたいという需要も増えたからと分析されます。
在宅勤務やデジタルノマドは増加傾向にあり、今後デュアルキーハウスの需要もさらに増加すると言えるでしょう。
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