1.物件のトータルコストを把握する前に物件探しをしない
不動産購入において、購入にかかるトータルコストの計算は重要。
頭金(デポジット)、印紙税(Stamp Duty)、住宅ローンの元本返済額、住宅ローンの利息返済額、管理費用(ストラータレヴィ)、保険料、ガス・電気・水道などの各種費用…物件を見に行く前には、トータルで必要なコストを必ず確認しておきましょう。
2.自分の融資額を調査する前に物件探しをしない
自分の融資額は決まっていますか︖ 上記の自分のトータルコストを把握し、自分の稼いでいる額と照らし合わせた上で、住宅ローン専門家と打ち合わせて融資額のアドバイスをもらいましょう。
その融資額をきちんと明確にして、物件購入の予算を設定する必要があります。
3.購入目的を立てないまま物件探しをしない
不動産を購入する際には、なぜその物件を購入するのか、居住用なのか投資用なのか、目的を明確にしておきましょう。
居住用であれば、自分の都合に沿ったエリア、好きなエリアもあるかと思います。
自分の職場からの距離はどのくらいか、あるいは自分の子どものために希望する学校があるのか、自分のためのQOL を中心に考える必要があります。
投資用であれば、利益を中心に考える必要があります。
自分の予算に合っているか、賃貸はきちんと入ってくるか、収益が見込めるのか、これら3 つのポイントを押さえておけば、自分が知らない場所でも物件価値があります。
4.知り合いに助言を求めない
自分で購入したい物件は、自分できちんと調査して購入することが大事です。
周囲にすでに不動産を購入している人がいても、その予算や条件は個々で異なるので、参考にはなりません。
まずは、物件の種類(一軒家なのか、タウンハウスなのか、マンションなのか)とロケーション、インフラ設備などの事前調査にとりかかりましょう。
その上で、上記の1.~3.の答えも出て不安であれば、不動産の専門家に相談するといいでしょう。
5.好きな条件がすべて揃った物件は存在しない
特に初めて物件を購入する方に多いのが、自分の希望に100%合う完璧な物件を探してしまうということです。
やはり大きな買い物なので、条件がすべて合う物件が見つかるまで妥協できないことは少なくありません。
予算は合わないけどロケーションは合う、ロケーションは合うけど予算は合わないなど条件が噛み合わず躊躇しているうちに購入チャンスを逃してしまいます。
そのため、条件の一部が合わなくても購入時期を見極めて踏み切ることも重要です。
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