最近、オーストラリア政府は不動産市場の安定と継続的成長を実現させ、新規住宅の建設を通して経済を成長させるという意思を強めています。
オーストラリア統計局によると、2075 年の予想人口は4,600 万人で、現在のオーストラリアの人口約2,360 万人と比べ約2 倍の人口増加を予測しており、これに基づく政府の方針は人口増加に伴い必要とされる住宅も、それに応じて増加させるというものです。
過去30 年の間に増加した人口は約796 万1,427 人で、毎年約26 万5,380 人増えています。
それに応じて1984 年6 月から2014 年5 月までに合計474 万689 戸の住宅が建てられ、1 年で平均15 万8,022 戸の住宅が建設されています。
その結果が、今日の私たちが経験するオーストラリアの住宅価格の上昇、10 年ごとに約2 倍の増加という現象につながっていると言えるでしょう。
2075 年までに残り約2,300 万人が居住するためには世帯当たり2.6 人で計算して、今後60 年程の間に約884 万戸の住宅が増えなければならないことになります。
これを1 年で見ると、約14 万3,663 戸の家が建てられなければならない。ということは供給が需要に追い付いていないのが現実です。
オーストラリアに住んでいるなら、居住用でも投資用でも構わないので、少なくとも一軒は持っておく必要がある確かな理由が下記にあります。
①不動産は固定資産でありリスクが少ない。
②不動産は小資本(デポジット10~20%)と8~9 倍の他人のお金(銀行のお金)を利用して、投資収益を手に入れるため、小資本投資より大きな効果(投資リターン)をもたらします。
もちろん、銀行の金利と賃貸利回りのバランスが重要です。
③オーストラリアは、優れた自然環境を持っていて、世界各国からの移住国として高い評判受けています。
政府の政策にもよりますが、人口の増加傾向は、予想よりはるかに超える可能性があります。
永続経済発展と経済大国に成長するためには、常に優秀な人材の流入は維持されると思われます。
④最後に、不動産を通して得られるキャピタル・ゲイン(CapitalGain)は、ビジネスの観点から見ると、全ての費用を除外した純利益として認めても良い純資産です。
通常の会社員が1 年間仕事をして生活費、税金を取り除き、貯蓄できるお金はどのくらいでしょうか︖
不動産を通して得る純資産は、恐らく1 人当たりの生涯賃金以上の額になる可能性が高いです。
前述の政府の資料を見ても、供給が需要に追いつくまでは、まだかなり時間が掛かりそうです。不動産を通して資産を増やしている方も少なくはないようです。
皆さんも賢明な不動産購入のコツをセミナーなどを通して学んでみるのも良いでしょう。
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