シドニーで家を売ると6千万円稼げる?

コラム

オーストラリアの不動産価格が史上最高値を記録したことは、記憶に新しいかと思います。

その結果、これまで以上に多くのオーストラリアの家主が、不動産を売ることでかなりの利益を
得ている状況です。

今オーストラリアで不動産投資して家を売ると、実際にどのくらい不動産売却益を
得ることができるのでしょうか?

また、オーストラリアの大都市と比較して、地方中小都市の不動産の売却益は
大きな違いがあるのでしょうか?

今回はそんな、「オーストラリア不動産の売却益」
についてお伝えしていきます。

 シドニーで家を売ると6千万円(=65万ドル)稼げる? 



今回のテーマは、
「シドニーで家を売ると6千万円(=65万ドル)稼げる?」です。

オーストラリアを代表する不動産専門リサーチ機関
コアロジックのレポート分析を踏まえてお伝えします。

オーストラリアの不動産売却益の中央値(median profit)は32万6000ドルで、16年ぶりに最高値を
記録しました。その中でも、ユニットの売却益中央値は17万1000ドルと、
13年ぶりに最も高い数値を示しています。


それでは、オーストラリア国内の中でも、大都市と地方での売却時の収益実現割合は、
大きく異なるのでしょうか?

Domain社のレポートによると以下の結果が出ています。

オーストラリアは驚くべきことに、主要大都市(Combined capitals)よりも
地方都市(Combined regionals)の家主の方が、不動産売却時の収益実現割合が
高くなっています。

オーストラリア主要大都市でハウスの売却時に収益を上げた割合は96%で、
損失を受けたのは残りの4%のみ。

また、ユニット売却時に収益を上げた割合は89.4%で、
損失はわずか10.6%
であることがわかります。

対して、オーストラリア全土の地方の家主が、ハウス売却時に収益を上げた割合は96.1%で、
大都市より少し高いことがわかります。
さらに、残りの3.9%しか損失を受けていません。

ここで注目したいのは、ユニット売却時に収益を上げた割合は94.6%と、大都市の89.4%より
格段に高いことです。
わずか5.4%しか損失を受けておらず地方都市(Combined regionals)の
収益の高さが見て取れます。

次に、チャートにある各都市別の数値を見てみましょう。

ハウス売却時に収益を上げた割合が高い都市

オーストラリアの大都市のうち、ハウス売却時に収益を上げた割合が最も高いところは
順に以下のとおりです。

  1. ブリスベン 99.5%
  2. メルボルン 97.9%
  3. パース 97.1%
  4. アデレード 96.8%
  5. ホバート 96.8%
  6. シドニー 95.60%
  7. キャンベラ 94%
  8. ダーウィン 88.4%

ユニット売却時に収益を上げた割合が高い都市

オーストラリアの大都市のうち、ユニット売却時に収益を上げた割合が最も高いところは
順に以下のとおりです。

  1. ホバート 96.30%
  2. ブリスベン 95.6%
  3. キャンベラ 94.4%
  4. パース 91.1%
  5. アデレード 89.9%
  6. シドニー 89.4%
  7. メルボルン 85.3%
  8. ダーウィン 68.2%

このように、オーストラリアでは不動産を売ってプラスの利益になっている
割合が各都市でほぼ90%以上を記録し、ブリスベンに関しては99.5%。
ほぼ100%に近い割合で売却時にプラスとなっている驚くべき結果となりました。

では、オーストラリアの家主は、不動産を売却して実際にいくら稼いでいるのでしょうか?

ハウス売却時の売却益中央値

2015年にオーストラリアで不動産を購入し、2024年にそれを売却した場合で考えてみましょう。
オーストラリアでハウスを10年間所有後、売却時に得た収益をまとめると、以下のようになります。

  1. シドニー 65万5000ドル
  2. キャンベラ 43万5000ドル
  3. メルボルン 39万7000ドル
  4. ブリスベン 39万5000ドル
  5. アデレード 35万1000ドル

ユニット売却時の売却益中央値

次に、オーストラリアでユニットを10年間所有後、売却時に得た収益をまとめると、
以下のようになります。

  1. シドニー 20万2000ドル
  2. ホバート 19万8000ドル
  3. アデレード 17万5000ドル

  シドニーハウスの売却益中央値が65万ドルであることの理由

上記のように数値にして見てみることで、なぜオーストラリア人の
資産投資比率のうち不動産投資の割合が、他のOECD諸国よりも高いか、その理由がわかるでしょう。

CoreLogic社のレポートによると「オーストラリア全土のハウスの売却で損失が発生した地域は、
全体分析対象地域の1%に過ぎず、ユニットの売却で損失が発生した地域は、
対象地域の14.8%である」とのことです。

そのため、「オーストラリアで不動産投資をするのであれば、不動産売却益を得るために長期的な視点を持ち、長期間 不動産を所有すべきである」とCoreLogic社はアドバイスしています。

オーストラリアの不動産投資で収益を最大化するためには、
7〜10年ほど購入した不動産を所有しておくことをおすすめしています。

不動産を長期保有するべき理由として、他にもオーストラリアでは
ネガティブギアリングを通して税金対策もでき、譲渡所得税減免にもなります。
短期間で売買せず、長期的な視点を持っておく方が良いでしょう。

同社で取り扱っているオーストラリア不動産の中には、
シドニー中心部から約5時間の距離にあるハウス物件、およそ1,000m2の土地で、
60万ドル台後半でデュアルキーハウスを建てることもできます。

デュアルキーハウスは、2軒の住まいからレント収入が得られるため、
週1,000ドルほど安定して入り、賃貸利回りが年7.5%程度になります。
さらにこの賃貸利回り年7.5%と、キャピタルゲインも狙える、本当に投資にお勧めな物件です。

日本人からすると、都市部から5時間かかる距離の地方の先入観を壊すことは容易ではないと思いますが、オーストラリアの不動産市場で速いスピードでこうした土地が売却されるところを実際に見れば、
不動産投資をする際の視点を変える必要があることも実感できるのではないでしょうか。

著者紹介

画像挿入 代表 ジャスミン キム
オリオンスタープロパティ代表取締役
L.R.E.A.( Licensed Real Estate Agent)

常に最新のオーストラリア不動産情報を調査し、16年間、不動産セミナーを毎月実施。
2,000人以上の日本人を含む計8,000人以上の顧客の不動産コンサルティングに携わる。
日本語・韓国語・英語での対応が可能。

日本人スタッフ紹介

画像挿入 担当 沖野 豊
日本の不動産会社にて、カンボジアの分譲マンションの販売を行う。
価格やスケジュール等契約内容にかかわる交渉、調整、海外投資家のフォローなどの業務を担当。
自身もシドニーに不動産物件を所有する不動産投資家。

画像挿入 担当 山崎 慶一郎
日本の不動産会社にて賃貸営業、物件管理、物件調達、リフォーム、建て替え提案業務を行う。
宅地建物取引士兼1級ファイナンシャルプランナー。

オリオン・スター・プロパティについて

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・不動産専門家歴16年の担当者が在籍
・不動産売買から投資運用、レント管理までを一貫してサポート!
・シドニー・キャンベラ・パース・ブリスベン・ゴールドコースト・メルボルンなど約8,000戸以上の物件取り扱い
・日本語・韓国語・中国語・英語の4カ国語対応

所在地:Suite 502, 10 Help street, Chatswood
ウェブサイト:https://linktr.ee/orionstarproperty_japan
お問い合わせ:(02) 8094-9288

SNSで最新の物件情報やオーストラリアの不動産価格について発信しているのでチェック! 画像挿入
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