初めての居住用物件購入者には、オーストラリア政府からさまざまな支援があります。
補助金、印紙税免除または割引など不動産購入の負担が軽くなるさまざまな支援は、オーストラリアで初めて物件を購入する際の“一度きり”しかありません。
後々後悔しないためにも、オーストラリアの不動産を初めて購入する前には知っておくべき重要な情報です。
オーストラリアの初回物件者購入者(First HomeBuyer)特典
オーストラリアで初めて居住用の家を購入する方は、オーストラリアの各州政府から補助金や税金の免除、または割引などのさまざまな特典を受け取ることができます。
それらの特典の総称は「Home buyer grants andassistance schemes」とまとめられています。
特典は18 歳以上のオーストラリア市民権または永住権を持っている方すべてが対象になり、初めてマイホームなど居住用の物件を購入する方であれば、知っておくべき重要な内容。
名前のとおり、「オーストラリアで初めて家を購入する方」が対象のため、最初の一度きりしか受けることができない特典なのです。
NSW 州の初回物件者購入者(First HomeBuyer)特典
初回物件購入者(First Home Buyer)特典は、オーストラリアの各州政府、によって条件が異なります。
今回は、シドニーがあるNSW 州の特典についてお伝えします。
NSW 州の初回物件購入者(First HomeBuyer)特典は大きく分けて「補助金の給付」と「印紙税の免除/割引」の2 つあります。
補助金の給付
補助金には二種類あり、併用することも可能です。
First Home Ownerʼs Grant
補助金10,000 ドル(日本円で約940,000 円)をキャッシュで支給してもらえます。
対象物件は、新築(BrandNew Home)で、デベロッパー名義の完成済み物件、またはオフ・ザ・プランの物件などがあります。
そして、物件の値段は600,000 ドル以下のものが対象になります。
House and Land Package
新築の一軒家を購入する場合、土地と建物を合わせた価格が750,000 ドル以下の物件であれば、10,000 ドル(日本円で約940,000 円)の補助金が口座に振り込まれます。
印紙税の免除/割引
オーストラリアでは物件を購入する際に、日本で言う印紙税(Stamp Duty) という税金を支払う必要があります。
NSW 州では通常、印紙税(Stamp Duty)は物件購入価格の約4%~4.5%程度です。
初回物件購入者(First Home Buyer)であれば、印紙税(Stamp Duty)が免除あるいは割引されます。
First Home Buyers Assistance Scheme
800,000 ドル以下の新築または中古物件を居住用で購入すると、印紙税(Stamp Duty)が全額免除になります。
800,000 ドルの物件であれば本来31,090 ドル(日本円で約2,910,000 円)の税金を支払わなければならないので、かなり自己負担が減ります。
また、800,000 ドル〜1,000,000 ドルの物件であっても、印紙税(StampDuty)は割引になります。
House and Land Package
物件の土地価格が350,000 ドル以下の場合、印紙税(Stamp Duty)が全額免除になります。
土地価格が350,000 ドル~450,000 ドルの場合、割引されます。
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