豊富な鉱山資源と農業大国として、その可能性に注目が集まっているオーストラリア。
2008 年のリーマン・ショック以降、世界中の投資家からの熱い視線を浴び、現在は地価が上昇を続けています。
“投資”と言ってもその方法はさまざまで、多くの人たちが豊かな暮らしと将来設計の一部として資産運用を考えているのにもかかわらず、正しい情報の少なさなどの理由で、なかなか大きな一歩を踏み出せていないのが現状でしょう。
ローンや金銭面での不安だけで投資を諦めている人が多いのではないでしょうか。
インターネットに加え、不動産購入の基礎や購入に役立つ情報を初心者にも分かりやすく教えてくれるエージェントや不動産会社を利用すること、既に不動産を購入した人から情報を集めることがとても大切です。
では、“なぜオーストラリアの地価が上昇し続けているのか”といった素朴な疑問について幾つか例を挙げて説明します。
一般的な理由としては、以下の2 点があります。
①住宅供給数の絶対的不足
②移民流入の人口増大による需要と供給のアンバランス
①の場合、さまざまな理由によって今後も大幅な変化はないと考えられますが、②の理由については「移民法が変わって、永住権取得が難しくなったのになぜか︖」と思う人も多いのではないでしょうか。
そこには、アンバランスな需給関係を招くオーストラリアの不動産を取り巻く以下の主な状況があり
ます。
(A)新築着工の際の厳しい建築規制
(B)税制と低金利の恩恵
(C)海外投資家/海外の企業(ForeignInvestor)による積極的な住宅購入
今回の規制対象になる移民予備軍は実は氷山の一角で、この国が毎年大規模な移民を受け入れているのは確かで、加えて永住者の2 世や3 世の出生も視野に入れるとその数は無限大です。
こうした移民流入の背景に加え、オーストラリア全体の出生率は1,000 人当たり12.39 人(日本7.41 人)、人口増加率は1.7 パーセント(日本0.24%)となっています。
このような繊密なデータなどを集めて、今後の住宅動向などを分析していくことが重要です。
コメント