「貯金が5~6 万ドル程度あるのだけど、どのような物件を買えばキャピタル・ゲインを得られ、レントも入りますか︖」という質問をよくされます。
例えば、シティー周辺に勤務し、子どもがハイスクールに通っているのであれば、物件の値段の4%である印紙税をデべロッパーが代わりに払ってくれる駅近のマンションをお薦めします。
子どもの通学にも便利でシティーへの通勤もしやすくなります。
家族全員にとって生活の便利な駅近のマンションが、このような方には良い物件になるはずです。
反面、子どもがまだ幼くお父さんだけが職場に通っている場合、また職場がシティーから離れているのであれば、シティー郊外の70 万ドル代もしくは50 万ドル代の4 ベッドルームのタウンハウスをお薦めします。
ファースト・ホーム・バイヤーとして50 万ドル代後半のタウンハウスを購入すると、政府から印紙税が免除され更に1万ドルの補助金をもらえるので、とてもスマートな購入になります。
子どもが幼いのなら自然と過ごせる時間が長くなり、家で生活する時間も多いため、一軒家の庭やリビング・ルームでさまざまな遊びを楽しむことができるのではないでしょうか。
また、ビクトリア州やクイーンズランド州の一軒家はシドニーに比べてお手頃な値段が魅力的なため投資物件として検討している方も多くいます。
投資用だけでなく、居住用としても職場が必ずしもシドニーにある必要がないのであれば、他州の50 万ドル代の4 ベッドルームの一軒家やダブル・レントが入る40 万ドル代後半のデュアル・キー・ハウスもお薦めします。
ダブルのレント収入を得ながらネガティブ・ギアリングを使って税金の還付も受け、レント代で自分のお金を払わず銀行の利子と元本が払えるキャッシュ・フローが得られます。
ビクトリア州やクイーンズランド州で交通、学校、公共施設、政府のインフラなどの条件が良い一軒家を選択すればシドニーでは難しいとされる余裕のある生活ができます。
オーストラリアでは生活費の全体の3 分の1 以上のお金がレントに消えていくと言われています。
例えば、週500 ドルのレントを払っているとしたら10 年間払った金額は26 万ドル以上になります。
貯金額が5~6 万ドルあり、毎週レントを支払われているのであれば、マイホーム購入または投資用の物件の購入をお勧めします。
オーストラリアはレントを払うと資産が増えにくい構造になっています。
従って本人の家を購入し、レントに払うはずの費用で家の元金及び利子を払うか、投資用の物件を購入し税金の還付を受け、時間が経った後キャピタル・ゲインを得て再投資を行うサイクルを通じて資産を増やしていくことをお勧めします。
コメント