オーストラリア不動産市場の現状
オーストラリアの不動産市場は今後、主要都市全体の住宅価格が約9%上昇すると予想され、住宅産業は上昇傾向にあるそう。
また、オーストラリア政府による産業支援で、ここ1 年の住宅融資金利は過去2 年間と比べてほぼ半分になり、現在は約2.1%になっていますが、この金利の低下によって不動産市場の景気を好転させるのに役立っているとのこと。
新型コロナウイルスのパンデミックの第2 波が抑制されるにつれて、オーストラリアの住宅価格は、低金利と政府の経済政策、人々の自信の回復によって上昇していくことが見込まれています。
2021 年の不動産市場はどう動く︖
ANZ の調査によると、全国の住宅価格は過去6 か月間で非常に控えめに2.1%降下した後、10 月に横ばいになり、今後数か月では上昇する見通しとのことです。
2021 年にはオーストラリアの主要都市全体で約9%の価格上昇が見込まれています。
また、オーストラリアのここ1 年間の住宅融資金利は過去2年間でほぼ半分になり、2018 年後半の4.1%から現在は約2.1%となっています。
オーストラリア準備銀行(RBA)の利下げ、住宅融資金利住宅ローンのさらなる低下、数年間の低金利の見通し…こうした要因すべてが、現在の市場の勢いを増すことに繋がるとのことです。
初めての住宅購入者が過去数か月にわたって新しい住宅ローンに踏み切る一方、不動産投資家の活動は依然として順調で、投資家向け融資の承認も水準が下がり、新規融資は14.8%に。
ANZ の調査では、新型コロナウイルス用ワクチンの早期展開と、その結果としての不動産市場の景気向上は、現在予想されているよりも大きな価格上昇を引き起こす可能性があります。
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