初めて物件を購入する若い世代
今オーストラリアの不動産購入で相談が多いのは、圧倒的にファーストホームバイヤー(初回の物件購入者)。
以前であれば40〜50 代の不動産購入者が多かったところ、20〜30 代の若い世代で初めて不動産を購入する人が増えているそう。
オーストラリアでは、連邦政府や各州が、以下のようなファーストホームバイヤーを対象にしたさまざまな支援政策を実施しています。
・10,000~15,000 ドルの補助金を支給
・Stamp Duty(印紙税)の免除/割引など
オーストラリアのマイホームというと、賃貸物件よりも手が届かない印象があるかもしれませんが、マイホームで購入した物件の元本と利子を返済する額は、人生で家賃を払い続ける額より同じか、利子率が下がった場合にはそれよりも安くすむくらい。
そしてマイホームは自分の資産になり、オーストラリアの不動産は早いスピードで物件価格が上がっていくため、そうした将来的なメリットを考えて賃貸物件よりも自宅用の不動産物件を購入する若い世代が増えているのだとか。
一人暮らしの単身世帯
また、世代に関わらず一人暮らしの単身世帯も、オーストラリアで不動産を購入する人が増えているとのこと。
広い家や一軒家までは必要ないけどマンションのワンベッドルームなどに対する需要が高まっています。
若い世代や単身世帯がマイホームを購入する理由の一つに、オーストラリア国内の賃貸料金の値上がりがあります。
もともとオーストラリアは物価も家賃も高い国。
それも値上がりしているなら、高額な家賃を払い続けるよりも、予算に合う自分の不動産としてマイホームを購入しておこうというわけです。
高齢者や引退世代
他にも、オーストラリアに住む高齢者や引退世代のダウンサウジングによる不動産購入もあります。
もともとオーストラリアは都市部のアパートやマンションより郊外の一軒家に住むスタイルが伝統的でしたが、健康寿命が伸びて70~80代になってくると家の管理や維持をするのが大変になってきます。
節税を考えるオーストラリア国内の投資家
そのため、今住んでいる一軒家の不動産を売却して、病院や交通の便、買い物などの生活により便利な都市部のマンションに移住、ダウンサウジングして、第二の人生をスタートする人が増えつつあるのです。
オーストラリアの不動産は国内の投資家にも人気があります。
これはオーストラリアならではの独特な制度で、物件を買えば買うほど税金が戻ってくるベネフィットがあります。
そもそもオーストラリアは支払う税金が多い国。
個人税は最大47.5%と、収入が良くても半分くらいが税金になり手取りは半分になる人も少なくないのだとか。
そこで、将来的に価格も上がると期待される不動産を購入して、少しでも税金対策にしているようです。
何件か不動産を購入できれば、節税の他に不動産価格の上昇で収益も見込めるのがメリットです。
オーストラリア国外の投資家
オーストラリアは、英語圏の先進国でありながらまだまだ自然豊かで、治安、政治、経済面が安定しています。
こうした国は珍しく、さらに現在は人口増加にともない、住まいの需要と供給のバランスが崩れて供給が追いついていない実情があります。
さらに、オーストラリアの首都キャンベラがあるACT では、外国人投資家への追加徴収税をなくし、オーストラリアの永住者や市民権のある投資家と同じスマートな買い方ができますこうした幅広い層に人気が出てくる不動産は、投資の価値が高いと言えます。
ただし、オーストラリアの不動産を購入して投資する場合、事前に何に注意しておけばいいのかは理解しておかなければいけません。
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