2025年オーストラリア不動産市場の見通し!

コラム

今回は「2025年オーストラリア不動産市場に起きる変化」を、「オリオン・スター・プロパティ」がトレンドを交えて説明して
いきます。

トレンド① ベビーブーム世代の影響

2025年オーストラリア不動産市場の最初のトレンドは「ベビーブーム世代の影響」となりそうです。

約710,000人のオーストラリア人が、2023年から2028年までにリタイア予定ですが、オーストラリア最大の人口群であるベビーブーム世代が引退を迎えれば、 不動産市場にも大きな変化をもたらすでしょう。

このベビーブーム世代はオーストラリアの個人財産の半分を所有しているため、彼らが不動産の売買を開始した場合、オーストラリア不動産市場への影響は大きいと予想されています。

トレンド② 高金利継続による不動産購入パターンの変化

2025年のオーストラリア不動産市場の2番目のトレンドは「高金利継続による不動産購入パターンの変化」でしょう。

これは、オーストラリアの不動産市場が今新しい時代に突入しているためです。

オーストラリアでは今、基準金利2%から3%の低金利時代が幕を下ろし、 金利に圧迫を感じた多くの不動産購入者 は、不動産価格の低い地域に移動したり、 狭い敷地の住宅を購入する傾向があります。

過去には広い敷地の一戸建て住宅が一般的でしたが、 現在は政府がインフラコストを削減するため、 狭い敷地に一戸建て住宅を建てるよう推奨していることも影響しています。例えば、オーストラリアの一戸建て平均敷地面積は、直近10年間で481㎡から414㎡にまで減少し、オーストラリアの大都市の住宅敷地の供給は平均33%減少しました。

メンテナンスが容易なタウンハウスなどに対する需要が増加している中、それでも土地が広ければ価格が上がると信じ、広い敷地の古い住宅のために大金と維持費を支払うことが果たして正しいのか。この点は考慮していくべき必要があるでしょう。

トレンド③ オーストラリアのマンション市場の変化、高層マンションの時代到来

そして、2025年のオーストラリアの不動産市場の3番目のトレンドは「オーストラリアのマンションの変化、高層マンションの
時代到来」です。

現在のオーストラリアでは、高金利の継続とハウス価格の上昇によりマンションの購入需要が増加しています。このことが、
オーストラリアの不動産市場の構造を大きく変化させています。

2011年には18.9%を占めていたマンションの割合が、2021年は21.6%にまで増加し、都市別ではブリスベン56%、シドニー43%、 メルボルン27%の順 にマンションの割合が増えています。

しかし、マンションの需要は増えていますが、オーストラリア大都市のマンションの供給は需要に追いついていないのが現状です。

特に、2023年に新しく建てられたマンションの数は過去10年間の平均数より60%も減少し、マンション価格上昇の兆候が強まっている状況で、2025年にも続くものと見込まれています。

オーストラリア政府はマンションの供給不足の問題を解決するために、主要都市の場合、マンションの数が減少している土地により高いかつ多くの世代数が入居できる高層マンションを建てるようになりました。

オーストラリアの平均マンションの高さは13.6階ですが、シドニー、メルボルン、ブリスベンのCBD内の半径5kmから20kmの間の地域でも、 2025年以降に完成予定のマンションの高さは平均17.7階が推進されています。

今までオーストラリアには、CBD内の半径5kmから20kmの間に、オフィスビルを除いて18階近い居住用高層マンションは多くありませんでした。

こうした変化は私たちの生活様式と都市の未来に多くの影響を与えるでしょう。

トレンド④ 主要都市別の不動産価格の革命的な変動

2025年のオーストラリアの不動産市場の4番目のトレンドは「主要都市別の不動産価格の革命的な変動」です。

シドニーやメルボルンに比べて、ブリスベン、パース、アデレードなどの都市の不動産は比較的低価格でしたが、沿岸地域への移行傾向により大きな価格上昇を見せています。オーストラリア不動産市場の歴史上初めて、ブリスベンの不動産価格がメルボルンより高額となりました。

メルボルンは現在オーストラリアの不動産価格では3番目の価格上昇を見せていますが、メルボルンはすでにシドニーの
人口を超えており、2032年までにオーストラリアで最も人口の多い都市になると予想されている都市です。不動産価格は依然として割安で、今後急激な価格上昇につながると見込む投資家が注目しています。


まとめ

2025年のオーストラリアの不動産市場は、ベビーブーム世代の引退と高金利の持続による不動産購入パターンの変化、そしてマンションの需要と供給の不均衡による高層マンションの増加、 主要都市間の価格変動などにより大きな変化が起きることが予想され、買い手と売り手の両方に長期的な影響を及ぼすと思われます。

今後の動向に注目してみてください。特にベビーブーム世代の動向は、今後の市場の方向性を大きく左右すると予想されます。

著者紹介

画像挿入 代表 ジャスミン キム
オリオンスタープロパティ代表取締役
L.R.E.A.( Licensed Real Estate Agent)

常に最新のオーストラリア不動産情報を調査し、17年間、不動産セミナーを毎月実施。
2,000人以上の日本人を含む計8,000人以上の顧客の不動産コンサルティングに携わる。
日本語・韓国語・英語での対応が可能。

日本人スタッフ紹介

画像挿入 担当 沖野 豊
日本の不動産会社にて、カンボジアの分譲マンションの販売を行う。
価格やスケジュール等契約内容にかかわる交渉、調整、海外投資家のフォローなどの業務を担当。
自身もシドニーに不動産物件を所有する不動産投資家。

画像挿入 担当 山崎 慶一郎
日本の不動産会社にて賃貸営業、物件管理、物件調達、リフォーム、建て替え提案業務を行う。
宅地建物取引士兼1級ファイナンシャルプランナー。

オリオン・スター・プロパティについて

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・不動産専門家歴17年の担当者が在籍
・不動産売買から投資運用、レント管理までを一貫してサポート!
・シドニー・キャンベラ・パース・ブリスベン・ゴールドコースト・メルボルンなど約8,000戸以上の物件取り扱い
・日本語・韓国語・中国語・英語の4カ国語対応

所在地:Suite 502, 10 Help street, Chatswood
ウェブサイト:https://linktr.ee/orionstarproperty_japan
お問い合わせ:(02) 8094-9288

SNSで最新の物件情報やオーストラリアの不動産価格について発信しているのでチェック! 画像挿入
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