建物や土地を購入して、長期間その運用を続けることで資産形成へとつなげていく不動産投資。
投資する物件には戸建てやマンションなど複数あります。
老後のため、節税のため、より豊かな生活のため、それぞれの目的で投資に興味はあっても、自分に適している投資先が分からないという方もいるのではないでしょうか。
不動産投資が成功するか否か、重要なカギを握るのもその物件選びです。
物件選びの際は利回りに目を向けがちですが、高利回りの物件を購入したからといって必ずしも利益が出るわけではありません。
投資目的が何であるかを明確にした上で、賃貸需要、人口増加率、立地など、さまざまな要素を考慮して物件を選ぶ必要があります。
オーストラリアの不動産、どんな物件が人気?
不動産投資に興味を持ったら、自分の投資目的を達成できる物件を探す初期の段階で絞り込んでおくのが「どんな物件を購入するか」。
不動産投資でリターンを得るには価値のある物件を購入する必要があり、選定条件を決めて不動産を探すことが必要です。
主観的な判断ではなく、信頼できる不動産会社から意見を聞いたり、過去のデータを調べたりして、客観的な視点で分析することが大切。
そして、マンション、Unit、戸建てといった物件の種類によって特徴やメリット・デメリットがあるので、それらを総合的に踏まえて検討することになります。
マンションやUnit
投資資金を節約して少額からスタートしたい方によく選ばれるのが、マンション投資。
好立地の物件は高い家賃収入が期待できます。
少ない資金で少しずつ資産を形成していくのに適した方法です。
戸建て
戸建て住宅を購入して貸し出す方もいます。
マンションやUnitが単身者やカップル向けの物件であるのに対し、ファミリー層向けなのが特徴。
いったん入居者が決まるとその入居期間は非常に長い傾向にあるため、安定して家賃収入を得られます。
オーストラリアの初回物件購入者や単身世帯は、20~30 代の若い世代が多くいます。
そのため、50 万~80 万ドル以下の物件が購入候補になり、中でもファーストバイヤーなど政府補助金の対象となる50 万~70 万ドル台の物件が人気です。
国や州の支援を得ながら不動産運用を始める賢い投資が好まれています。
郊外の戸建てよりも、都心の1 ベッドルームのマンションの購入を検討する投資家が多く、少額の資金でも長期的なプランで余裕ある資金を形成していく意気込みが見られます。
オーストラリアの高齢者は、ダウンサイジングによる戸建てから都市部のマンションに移住するケースが増えています。
家族が独立して広い面積が不要となる上、戸建は管理が大変であることから、カップルや単身でも生活に便利なマンションの購入が好まれています。
2〜3 ベッドルームのマンションの需要が多く、中でも戸建てと近い3 ベッドルームの庭付きのグラウンドフロアが人気です。
オーストラリア国内の投資家は、不動産投資の目的で減価償却を税金対策のひとつとする人が多いため、新築物件を購入する傾向があります。
また、海外の投資家は、投資の目的で中古物件を購入することができない制度であるため、圧倒的に新築物件が選ばれています。
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