毎セミナー終了後にはオーストラリアでの住宅購入の相談も受け付けていますが、参加者からよく「家を買う際にどんな費用がいくら程度かかるのか」「結局いくらお金を準備する必要があるのか」という質問が多いです。
今回は、「家を買う際にかかる初期費用」についてお伝えしていきます。
オーストラリアで家を購入する際は、購入費用の他に追加費用がかかります。
しかし、そうした追加費用がいくらになるのかは、購入したい物件の価格や場所によって異なります。
そこで、オーストラリアの大手銀行であるNAB と、オーストラリアの大手不動産調査機関であるDomain のデータに基づいて基本的な費用をまとめてご説明します。
弁護士への依頼費用
まずは、付帯費用として弁護士への依頼費用が必要です。
これは、オーストラリアで物件を購入する際に必要な契約に関する法的書類検討などを、弁護士や司法書士に代行してもらう費用です。
弁護士への依頼費用は、平均1,500 ドル~2,000 ドルと予想されます。
物件によっては、不動産に関する過去の記録を詳細に調査する「Title Search Fee」などの追加料金が発生するケースもあります。
いずれにせよ、弁護士に事前に費用を確認することをお勧めします。
Stump Duty
オーストラリアで物件を購入する際は、その物件がある州政府に「Stump Duty」(印紙税)を払うことになります。
その税金額は、以下によって異なります。
•初めての住宅購入者かどうか
•中古不動産・新築物件・空き地のどれを購入するか
•不動産そのものの価格
•各州政府の規定
物件価格が高価であればあるほど「Stump Duty」も高額になります。
また、「First Home Buyer」は「Stump Duty」の免除または割引を受けられる場合もあります。
該当条件は毎回変わるため、オーストラリアで初めて家を買う場合は、損をしないように必ず最新の情報をチェックしましょう。
「First Home Buyer」の特典は、その州が管理する給付金であるため、給付額も州によって異なります。
Building and Pest Inspection やStrata Inspection
害虫や建物の検査のために「Building and PestInspection」の付帯費用も必要です。
特に古い戸建てを購入する場合、家全体の安全点検を専門とする会社に、建物の不具合チェックやシロアリなどの害虫チェックを依頼しておきましょう。
古いユニットやマンションを購入する場合も、「StrataInspection」を行い、建物の安全性を検査して欠陥を特定することに役立ちます。
費用は状況によって異なりますが、一般的には600 ドル~1,000 ドル程度が予想されます。
Council and Water Rates
オーストラリアでは、その地域を管轄するカウンシル(Council)があります。
オーストラリアの物件を購入する際には、このカウンシルの費用と水道料金を支払うことになります。
カウンシルの費用と水道料金は、物件の名義が移転される日によって異なり、決済日が決まってから担当弁護士が計算して教えてくれます。
これらの費用は、ケースバイケースですが、少なくて500 ドル、多くて4,000 ドル程度と予想されます。
オプション費用
家を購入する際は、現金で支払う場合もあれば、住宅ローンで購入する場合もあります。
住宅ローンで物件を購入する場合には、追加費用がかかります。
これは、融資を受けた銀行と住宅ローンの金額次第で異なります。
•Mortgage Registration Fee
•Transfer Fee
•Loan Application Fee
•Lenders mortgage Insurance など
住宅ローンで物件を購入する際には、上記の項目の費用などがかかることを認識して、その金額を確認しておくことをお勧めします。
その他に、保険料や引越し代などがかかります。
また、オーストラリアで投資用不動産を購入する場合、安全に運用するために「Landlord Insurance」などの保険に加入しておくことをお勧めします。
今回ご紹介した「家を買う際にかかる初期費用について」に関する詳細や、「とにかく家を買いたいけど、何から始めればいいのかわからない」という方は、弊社「オリオン・スター・プロパティ」にご相談を。
オーストラリアで家を購入する手続きや基礎知識から丁寧にサポートします。
弁護士選びや住宅ローンについてもご紹介可能なので、初めての方でも安全に効率よく物件購入を進めていくことができます。
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