
2025年のオーストラリアの住宅市場は、金利の変動や経済状況の影響を受けながらも、引き続き活発な動きを見せています。特にシドニーを含むNSW州では、不動産を購入する層の傾向が明確になっており、それぞれの購買行動が市場に
大きな影響を与えています。
こうした市場の動向を支えている主要な購買者グループは、大きく以下の三つに分けられます。
- 引退を控えたベビーブーム世代
- 現金購入者
- 投資家
特にNSW州全体の不動産販売の四分の一以上は、現金取引でした。4軒のうち1軒は融資なしで現金で家を購入しており、あまり銀行利子に影響しない購入者が最も多いということになります。NSW州の不動産購入者のうちファーストホームバイヤーは25%程度なので、投資家の割合は40%を占めています。
シドニーの不動産価格はオーストラリアの大都市の中で最も高いため、価格帯の低い郊外地域にある一軒家とマンションに対する不動産購入者の需要は、2025年現在も増加していると思われます。
今回は、シドニーの2025年の住宅市場の見通しと注目すべき投資地域について説明していきます。
NSW州政府は居住用不動産の需要に応えるためにさまざまな政策を実施しており、インフラ開発TODプログラムを通じて49カ所の電車駅とメトロの駅の近くに、約20万軒の居住用物件を建設する予定です。
この開発によって大きく変わる地域は、次の地域です。
- Bankstown
- Bay West
- Bellavista
- Crows Nest
- Homebush
- Hornsby
- Macquarie Park
これらの地域だけで、約62,000軒の居住用物件が建設される予定です、今年特に注目すべき地域と言えるでしょう。
2025年のシドニー投資地域BEST6
2025年の「シドニーにおける投資価格が最も高い地域BEST6」がrealeaste.com.auより発表されました。
まとめ
先日、オーストラリアの基準金利は4.1%に引き下げられました。オーストラリア全域の不動産購買需要はさらに増えるものと予想されます。
シドニーをはじめとしたNSW州は現在オーストラリアで投資家購買が最も活発で、基準金利引き下げはシドニー不動産のさらなる価格上昇につながりかねません。
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