
2024年5月、ブリスベンの居住用不動産価格がシドニーに次いで2番目に高い都市となりました。コロナ禍から2024年6月までに、ブリスベンの不動産価格はなんと61.5%も上昇しています。
他の都市の平均不動産価格上昇率32.6%に比べると、ほぼ2倍です。これほど価格が上がった理由は何でしょうか?
ブリスベンは海外だけでなく、オーストラリア内の州移動で流入する人口が最も多い地域です。特に、コロナ禍にシドニーとメルボルンから多くの人がブリスベンに移動しました。
2023年には人口が3.1%も増え、合わせて271万人となり、オーストラリアで3番目に急速に人口が増加した都市となりました。
また、人口の上昇とともにQLD州で開催予定のオリンピックの準備のため、さまざまなインフラの開発も活発に進められています。新しい公共交通システムであるブリスベンメトロが開発中であり、ブリスベン川とCBDの地下に建設されるトンネルCross River Railも、2029年のサービス開始を目標に工事を進めています。
さらにQLD州政府は、他州よりも高いファーストホームバイヤー補助金を提供しています。現金30,000ドル支給、スタンプデューティ17,000ドル免除などの特典により、多くの物件が完売しています。
このような状況下で、QLD州の不動産価格は2025年にも上昇し続ける見込みです。
投資家にとっても良い機会になるでしょう。
ただし、QLD州の不動産投資を考慮する場合、慎重にならなければならない点があります。コロナ以降4年間、QLD州の住宅価格が暴騰している地域がかなりあるということです。
投資を考慮する時、このような地域も一度調べてみるといいでしょう。
realeaste.com.auが発表した、2025年の「ブリスベンにおける投資価格が最も高い地域BEST5」の詳細です。
Springwood 大きな変化の波に乗っている地域です。若い世代や家族が流入している一方、シニア世代は徐々に減っており、このような人口構造の変化が地域全体に新たな活力を吹き込んでいます。ブリスベンCBDにも近く、交通が便利な地理的長所であるとともに、マンションから一軒家までさまざまな物件があり選択の幅が広いのも特徴です。 また、36ヘクタール規模の自然と野生動植物を保護するために指定された公園があり、コアラやワラビーを見ることができます。CBDとの近接性にも優れ、自然にやさしい環境が需要を増大させています。 Forest Lake 1990年代初め、ブリスベン初のマスタープランコミュニティとして誕生した地域が台頭してきました。10.9ヘクタールの人工湖を中心に美しい景観を誇り、ショッピングや学校などの便利な施設がありながらも、都心に比べてはるかに低い不動産価格で広い住居空間を満喫することができます。 North Ipswich ブリスベンCBDから西に40km離れたところ、Bremer Riverに位置する地域です。この地域は今後、オリンピックによる公共交通とインフラの改善によって大きく発展すると予想されています。さらに、3千万ドル規模のスポーツエンターテインメント集合住宅の開発により、2032年オリンピック以後も不動産価格の上昇が予想されます。 Caloundra West 新しい大規模集合住宅の開発によるインフラの改善が予想され、大きく変化している地域です。メインビーチまで車で10分でアクセスできます。海辺のゆったりとした生活を楽しみながらも、比較的低い費用で居住希望者の選択肢の幅を広げています。 Townsville QLD州北部にあり、ゴールドコーストに劣らない素晴らしい海岸を誇りながらも、他の地域に比べて低い不動産価格と高い賃貸収益率を保っています。投資家が続々と不動産を買い入れ、330億ドル規模の開発プロジェクトを進行中。高級レストランが並び、成長する酒類産業により醸造所や蒸留所の数も増えています。投資家と居住者の両方の需要が高い地域です。 |
まとめ
QLD州の不動産市場は高い人口増加が予想され、オリンピック準備のためのインフラ開発とともに、州政府のお得なファーストホームバイヤーの特典まで加わり、不動産価格が引き続き上昇する見込みです。
クインズランド州 – 急速な人口増加 – オリンピック準備のためのインフラ開発 – 州政府による住宅購入者への非常にお得な特典 |
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